タイ・バンコク 一人旅|憧れホテルとローカルを楽しむ、2泊3日のワーケーション

タイ バンコクのルーフトップバー「Sky bar」

日本から直行便で約6時間、”微笑みの国”と呼ばれる「タイ」。

疲れ切った年の瀬の12月、ただ好きなことをするために訪れた、タイ・バンコクの一人旅を記録します。

憧れホテルに、ローカル飯、街ぶら観光とマッサージ。仕事時間の合間に、タイでできることをぎゅっと詰め込んだ、最高のワーケーション2泊3日にお付き合いください。

Day 1

目次

11:00 スワンナプーム国際空港 到着

今回のバンコク旅は、チェンマイでひと仕事終えた帰り道。日本へのちょうど良い帰国便がなかったため、経由地にバンコクを選び、せっかくなので数日滞在することにしました。

本当によく移動して、いつも誰かといることの多い一年だったので、最後の海外滞在は、盛大にひとり旅を味わうことに。この旅を決めた時から、ずっとわくわくしていました。バンコクの玄関口、スワンナプーム国際空港から、いざ、大好きな一人旅のスタート!!!

山の近くのチェンマイ空港から、都会のバンコクへ

乗ってきたのは、マレーシアのLCC「エアアジア」。チェンマイ発、スワンナプーム国際空港行き。

バンコクには2つの空港がありますが、市街地までの距離は同じくらい。私は、電車が乗り入れているスワンナプーム空港を使うことが多く、今回も手慣れた様子でエアポートレールリンク(ARL)を使って移動しました。

タクシーや送迎サービスも便利ですが、迷いながら現地の公共交通機関を使うと、RPGをしているような感覚になるのが好きで、そちらを選びがち

12:00 Check In ルブア アット ステートタワー(lebua at State Tower)

遠くからでもわかる、象徴的な建物

この旅いちばんのイベントは、憧れの5つ星ホテル「ルブア」に滞在すること

私がタイ未経験だった頃、タイ通の友人たちにルブアの最上階にあるルーフトップバー「Sky bar」をおすすめしてもらい、Googleマップで見る美しい写真に惚れ惚れして、いつか必ず…!と憧れの場所に。

初タイ旅行の際には、その景色を自分の目で体感することができました。しかし、欲深い私はスカイバーでは飽き足らず(笑)ルブア自体に滞在することを虎視眈々と狙っていました。そしてようやく実現…!

13:00 ランチ Hoong

とろとろのあんがおいしい!Hoongのカオマンガイ

憧れホテルのステキな部屋を堪能する前に、おなかがぺこぺこなことに気づいて、ランチの時間に。
カオマンガイ(チキンライス)が食べたくて、おいしいお店を調べたところ、一風変わったカオマンガイのお店を近くに発見したので行ってみました。

アンバランスな形が象徴的な「マハナコンタワー」の最寄駅、チョンノンシー駅の近くにある、「Hoong」というお店です。

ここで食べられるのは、蒸しと揚げの両方が乗ったカオマンガイ。そこに温かいあんかけのような”塩だれ”をかけて食べるのですが、これが絶品!しょっぱ過ぎず、蒸し・揚げ・蒸し×あんがけ・揚げ×あんがけの4種類の鶏肉が楽しめるので、飽きずに食べられます。お米も鶏肉に合う味付きごはんで、本当においしかった!

辛さはないので、辛いものが苦手で食べ物に困りそうな人にもおすすめです。

滞在中、もう一度行こうかな…と思うほど美味しかったカオマンガイ。お近くにいらっしゃる方はぜひ足を運んでみて欲しいです。

13:30 街ブラ・ショッピング(ジムトンプソン・セントラルワールド/カルマカメット)

おなかいっぱいのままPCに向かうと眠くなってしまうので、食事直後は少しの街歩きを。Grabのバイクタクシーを使って2箇所を回りました。

ジムトンプソン スラウォン店

旅行先では、現地の有名ブランドを覗きたいもの。タイではシルクが有名だそうで、中でも「ジムトンプソン」はタイの老舗ブランドの代表格です

訪れたスラウォン店は、ポーチやスカーフなどの服飾雑貨や、クッションカバー・カーテンなどのホームファニチャーなど、幅広く取り揃えられた一棟のおしゃれなお店。

上の階には、IKEAのようにさまざまなテイストのお部屋が用意されていて、購入イメージができるエリアがたくさんあります。おしゃれな家具雑誌を見ているようで、どのインテリアもステキでした。

家族や大切な方に、スカーフやネクタイを贈るのもいいな!と思いながら、ウィンドウショッピングを楽しみました。

KARMAKAMET(カルマカメット) セントラルワールド店

ミニサイズのキャンドルがお気に入り

香りものが好きなので、タイブランドのKARMAKAMET(カルマカメット)は毎度リサーチに行きます。店舗はバンコク内に複数ありますが、今回は大型の商業施設「セントラルワールド」の中にあるお店へ。

ダナンやバリなど、アジアの各地をイメージした香りが特徴で、少し甘めのものが多い印象。お香やキャンドルなどのインテリアアイテムから、ハンドクリームや練り香水など、身につけるアイテムもあります。

初めての方におすすめなのは、「ブックマーク」というアイテム。名前の通り”本のしおり”ほどの薄さで、挟んでおくと、良い香りがついてうっとりします。1個あたり700円〜800円ほどで、バラマキのお土産としても重宝します◎

KARMAKAMET CENTRAL WORLD

1st floor, Groove Zone, Ratchadamri Road, Bangkok, Thailand

Instagram:@karmakamet_jp

15:30 フットマッサージ「Busaba Bangrak Massage」

タイにはふらっと入れるマッサージ店がたくさんあります。「タイ古式マッサージ」だけでなく、ソファに座ったまま受けられる「フットマッサージ」もおすすめ。着替えることなく、歩き疲れた足を投げ出しておくだけでOKなので、カフェ休憩の感覚でふらっと立ち寄る方も多いです

今回行ってみたのは、ホテルの近くで見つけた「Busaba Bangrak Massage」。さっと調べた日本人のYouTubeに載っていて、近くだったので行ってみました。

看板犬がかわいく、店主のお姉さまもフレンドリー。カフェが併設されていて、ドリンクを注文することもできます。ルブアやシャングリラホテルの側ということもあり、お値段はほんの少し高めかもしれません。立地によって相場は大きく変わるので、いろいろ覗いてみるといいかもしれないです。

60分のフットマッサージで、歩き疲れた足が元気になります。担当してくださった方へのチップも忘れずに!

毛足の長い看板犬ちゃん

Busaba Bangrak Massage

1333 Charoen Krung Road, Silom, Bang Rak, Bangkok 10500, Thailand

19:00 夕食 アジアティーク ザ リバーフロント

一仕事終えてから夕食に出かけます。この日は、現地に滞在している友人と合流して、ナイトマーケットで食事をすることに。バンコク内にいくつもマーケットはありますが、一番テーマパーク感のある「アジアティーク ザ リバーフロント」を選んでみました。

チャオプラヤー川の無料ボートから見た「アジアティーク ザ リバーフロント」

リバーサイドエリアの南側にあり、ルブアからは陸続きでしたが、せっかくなので船に乗って移動。BTSのサパンタクシン駅から歩いて1分ほどの船着場「サトーンピア」からは、各所へ移動できる無料のボートが出ています。時間に余裕があれば、のんびり船移動を楽しむのもいいですよ

「アジアティーク ザ リバーフロント」は、大きな観覧車が目印の、キラキラしたナイトマーケット。有名なシンハーやチャンといったタイビールの他にも、タイのクラフトビールが飲めるエリアもありました。

Day 2

8:00 朝食ビュッフェ

2日目は朝食から。と行きたいところですが、まずは朝のオンラインミーティングからスタートです。

日本とタイの時差は、2時間。朝6時に起床して身支度を済ませ、7時(日本時間9時)から打ち合わせに参加しました。こういう予定があると、ワーケーション感が増しますね。

朝の仕事を片付けたら、ホテルステイの醍醐味でもある朝食ビュッフェへ移動します。ルブアの朝食は11時頃まで開いてくれるので、打ち合わせの後もゆっくり楽しめます。座席は、室内・半分外・パラソル下のプールサイドと、3つのエリアから選択可能。冷房の冷えが気になったので、プールサイドにしてみました。

新鮮なフルーツや、ビュッフェならではのライブキッチンで作るたまご料理、タイといえばのパッタイなど、種類豊富でおなかいっぱいになります。

この日はノートも持参して、その瞬間に感じたことや、見えた景色をメモしてみました。

  • 5つ星ホテルの朝食を楽しむ人はどんな人?
  • 今この場所で感じる高揚感を、言語化するとどんな感じ?

この時にしか味わえない気持ちを言葉にして書き留めておくのは、記憶にも残りやすく、人生のストックになるので、ちょっとしたおすすめ行動です✨

14:00 ティータイム兼ノートタイム マンダリン・オリエンタル・バンコク

朝食ビュッフェでおなかいっぱいになったので、ランチ返上でホテルで作業の続きを。ワーケーションらしく仕事を進めた後、気になるホテルまで、ティータイムをしに行きました。

陸続きだけど、先日のナイトマーケット同様にサトーンピアから船を使って「マンダリン・オリエンタル・バンコク」まで。船に乗る時間は、なんとも優雅な気持ちです。

マンダリン・オリエンタル・バンコクは、バンコクを代表する5つ星ホテル。この場所に泊まるためにタイへ来る人もいるほど。賑やかなバンコクの街中とは思えないほど、静かで落ち着いたラグジュアリーホテルです。

ザ・ヴェランダ

チャオプラヤー川を眺めるテラス席「ザ・ヴェランダ」で、デザートをいただきながらティータイムを過ごしました。PCは部屋においておき、ノートとペンだけ持参。ステキな景色、おいしいスイーツに満たされながら、今思うことやこれから取り組みたいことなど、幅広くノートに書き記す、贅沢なノートタイムを過ごしました。

「ピーチメルバ」のパフェ。生クリームがあまあまで、ちょっと大変だった…!笑

マンダリン・オリエンタル・ショップ

バンコク旅のWishlistに書いておいた「おいしいマカロンを食べる」にチェックを入れるべく、ロビーにあるスイーツショップで、マカロンをテイクアウト。彩り鮮やかなマカロンを選び、立派なバックに入れていただいて、足取り軽やかにお部屋へ戻りました。

3つくらいでよかったのだけど、テイクアウトの最小個数は6個!少し多く選べてラッキーでした(笑)

19:30 スカイバー

タイ バンコクのルーフトップバー「Sky bar」

お部屋に戻って午後の作業を。仕事を終えてから、また一つWishlistを実行するため、おめかししてルブア最上階の「Sky Bar」を訪れました。

スカイバーにはドレスコードがあり、入店前にきちんとチェックされます。前回来た時には、ラフなサンダルがひっかかり入店できず。ルブア内のアパレルショップで、サンダルを2時間レンタルしました。(そういうサービスは、しっかり用意されているんですね。)

その教訓から、ヒールのサンダル・落ち着いたワンピース・小ぶりのきちんとバッグを揃えて出陣。問題なくエレベーターに乗りこみ、64階のスカイバーを堪能しました。

「唯一無二」とは、こういう場面で使う言葉だと確信するほど、ここでしか味わえない幸福感、高揚感があります。バンコクにはたくさんのルーフトップバーがあり、これまでいくつか訪れましたが、スカイバーがいちばん好きです。

次回は、家族や大切な人たちと来れたらなと思いますが、この景色を一人で、自分のペースで楽しめるのも贅沢で幸せなこと。タイの夜景と夜風、ラグジュアリーな空間とお酒をひとり噛み締める、最高の夜になりました。

余談ですが、次はスカイバーと同じ場所にあるフレンチレストラン「シロッコ」で、コース料理を味わうのが目標です✨

Day 3

8:00 朝食ビュッフェ + 午前の作業時間

最終日の朝は、前日と同様に、オンラインミーティング → 朝食ビュッフェ → 作業時間と進んでいきます。ビュッフェ後は、本を持参してプールサイドのベッドで少し読書タイムも。

せっかくの5つ星ホテル。それも異国の地ですから、人目を気にせず、普段はしないような優雅な過ごし方をおもいっきり取り入れます。

作業時間はマンダリン・オリエンタルのマカロンと一緒に。

12:30 屋台街でパッタイランチ Madam Suzy

憧れホテル、ルブアのチェックアウトを済ませ、ランチは”いつもの”パッタイ屋さんに移動します。

以前滞在していたホテルから近い場所にある「Madam Suzy」。有名店や超おいしい!お店ではなくても、家の近所にあるからたまに行く、みたいな感覚のお店ってありませんか?それです。(味はちゃんとおいしいです。)

タイ料理、家庭料理はひととおりメニューにあります。毎回パッタイを選んでしまいますが、おなかいっぱいになります。きっとまた行くと思います。

13:30 カフェで作業 (Not Just) Another Cup

ランチタイムを過ぎると、空席が増えて静かな雰囲気に。

夕方に訪れたい場所があったのですが、開店まではまだ時間がある。観光旅行・家族旅行だったら、ショッピングセンターやもう1スポット観光に行くところですが、ワーケーションなので、作業できそうなカフェを探して直行します。

途中で発見した「(Not Just) Another Cup」。おしゃれなドリンクやカフェごはん、ふかふかのソファー席など、カフェ活にもぴったりな場所を引き当てることができました。バンコクって、おしゃれでかわいいカフェが本当にたくさんあるんですよね。

16:00 温泉&サウナ 湯の森 温泉&スパ

日本と変わらないクオリティの温泉に入れるなんて!

開店待ちをしていたのは、温泉施設「湯の森」。バンコク内に2店舗あり、MRTのプロンポン駅近くの店舗に、いつもお世話になっています。落ち着いたスーパー銭湯のようなクオリティで、日本と変わらず、きれいで使いやすい設備です。

深夜便までのカウントダウンがはじまる中、湯の森はどうしても外せなかった…!一日移動して汗をかいた後、シャワーでなくサウナとお風呂に入れる、非常に貴重な施設です✨ 存在してくれて本当にありがとう。

19:00 フットマッサージ「Busaba Bangrak Massage」2回目

お風呂でスッキリした後、空港へ移動するまでの残り時間は1時間ちょっと。普段なら早めに空港に行くところでしたが、今回は少し攻めて、初日に行ったフットマッサージ店に再訪しました。

「ギリギリだけど、帰る前に来たよ〜!」と伝えると、笑顔で迎えてくれる店主のお姉さん。心もすっかり満たされました。

21:30 スワンナプーム国際空港 到着

フットマッサージですっかりほぐれ、ルブアで預け荷物を受け取り、最後はBTSとエアポートリンクを使って、電車で空港へ向かいました。

もちろん、Grabタクシーも楽ちんでおすすめですが、バンコクの渋滞は本当にひどい。夕方など、がちがちに動かない時間帯や道も多いため、タクシーで帰る場合は早めの移動が良いかと思います。(今回のスケジュールを参考にされる場合は、最後のフットマッサージや、湯の森は断念した方が安全ですね。)

翌7:30 成田国際空港 到着

満喫したバンコク旅から帰国。深夜発、翌朝到着の便は一日動き回り疲れ切った状態で搭乗すると、機内で爆睡できるのでおすすめ。しっかり眠って、翌日も朝から活動できるので、時間の有効活用が叶います。

楽しかった時間を糧に、また走り出す。到着日に味わえるこの感情もまた、好きな感覚です。


ローカルとラグジュアリーが、絶妙なバランスで入り混じる

タイ・バンコクでできること、やってみたいことをぎゅっと詰め込んだ2泊3日。感想はひとこと、「大満足!」です。

仕事がきっかけでご縁をいただき、バンコクには数回訪れることができましたが、ローカルとラグジュアリーが絶妙なバランスで入り混じる、そこがおもしろくて、すぐこの街の虜になりました。

観光はもちろん、おしゃれなカフェがあったり電車移動が簡単だったり、便利でコンパクトなところは東京によく似ています。それゆえ、日頃のノマドワークも障壁なくできました。

日常と変わらないことができるからこそ、その中の微細な違いに心が躍る、そんな感覚を得られるのがワーケーションなのかなと思います。

例えば「食事」。仕事の合間に行ったランチは、歩道で商いをする屋台飯。暑い中食べるのは、本場のパッタイ。他にも、(当たり前だけど)作業中に聞こえるのはタイ語、電車の広告は、名前も知らないタイのイケメン俳優たち。

「今海外にいるんだな。」「旅の途中なんだな」と、小さな喜びが積み重なって、胸いっぱいのしあわせな旅になりました。

これを読んでくださったあなたも、次はどんな旅をしますか? この「タイ・バンコク、ワーケーション旅」の記録が、何かの参考になれば幸いです。

この記事の感想や、タイのおすすめスポットなどがありましたら、ぜひコメントから教えてください✨ 次の旅のヒントにさせていただいて、また記事としてシェアしたいと思います。ぜひお待ちしています!

タイ バンコクのルーフトップバー「Sky bar」

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Hazukiのアバター Hazuki 踊れるWebディレクター

フリーランスのデジタルノマド。EC運用のサポート・コンサル業、ジャズダンス講師、音声配信のパーソナリティーなどマルチに活動中。趣味は、ひとり旅と車の運転。ハワイとワーケーションが好き。最近は、サステナブルな活動・プロダクトにも興味あり。

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